米メタ、4四半期ぶりの増収 株価一時12%上昇

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米メタが、今年1~3月期の決算で4四半期ぶりの増収を記録した/Josh Edelson/AFP/Getty Images

米メタが、今年1~3月期の決算で4四半期ぶりの増収を記録した/Josh Edelson/AFP/Getty Images

ニューヨーク(CNN) 米フェイスブックを傘下に持つメタが26日発表した今年1~3月期の決算は、売上高が前年同期比3%増だった。3四半期連続で減収となっていた流れが反転し、ウォール街のアナリストの予想をはるかに上回った。

決算発表を受け、メタの株価は引け後の時間外取引で一時12%上昇した。マーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)が2023年を「効率の年」と位置付ける発表を行って以降、メタ株は力強い値動きが続いている。

明るい材料は他にもある。ユーザー数の伸びは最近の四半期と比較して堅調で、メタ傘下のアプリの月間利用者数は前年比5%増の38億人超、フェイスブックの1日当たりの利用者数は4%増の20億人超となった。

ザッカーバーグ氏は26日の声明で「良い四半期だった。我々のコミュニティーは成長を続けている」「より良い製品を開発して、長期的なビジョンを実現できるよう、効率性も高めているところだ」と説明した。

ただ、メタの前途は険しい。

今回の決算では、利益が前年同期から4分の1近く減って57億ドルに減少。中核のデジタル広告事業の健全さを示す数字も前年同期比17%減となった。

メタは競争激化や景気後退懸念による広告収入の減少、メタバース構築への多額の投資といった悪材料がそろった状況から回復を図るため、大規模な事業再編を進めている。

メタは昨年11月、同社の1回の人員削減としては過去最多の規模となる1万1000人の削減を発表。今年3月には、ザッカーバーグ氏が1万人の追加削減を発表した。総計すると、従業員数は4分の1減少する計算になる。

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