35年前に撮影されたお気に入りの写真、友人4人が休暇先で再現 米
40年の友情
後に2枚の写真を見比べた4人は、幸せを感じるとともに、少し感傷的にもなった。
「1枚の写真は千の言葉に匹敵すると言われている。この写真を見ると、まさにその通りだと思う」とクラークさん。この35年間に4人の友人が共に経験してきたすべてに心を打たれたという。
「この写真には、他の人からは見えないものがたくさんある。でも私たちにはそれが見えるし、感じることができる」「それがこの写真の特別なところ」(クラークさん)
カラーノさんは、この友情がお互いを支える「心のよりどころ」だと考えている。
ギャリソンさんもそれに同意する。常にサポートしてくれる「素晴らしい友人がいるのは幸運なこと」だと話す。

いま友人たちは米国各地に散らばっていて、カドッティさんは欧州在住だが、再会して一緒に旅するのが楽しみだという/Jennifer Candotti
4人はこの35年間、恋愛や更年期、両親の世話など、人生のさまざまな変化や浮き沈みを経験してきたが、友情は変わらず「心のよりどころ」であり続けている。
「友人だった年数を計算するといつも驚く」とカンドッティさん。「恋愛、仕事、結婚、子ども、死を通して、私たちはお互いのすべてを見てきた」
イタリアから戻ったカンドッティさんは、花柄のドレスをクローゼットに掛けてほほ笑むと、再現した写真を額に入れて、89年に撮影した写真の横に飾った。
「結局、友情も写真もうまくいった」「生涯の友人たちに感謝している」(カンドッティさん)