自由の女神の内部観光が再開、車椅子も利用可能に 米NY
ニューヨーク(CNN) 米ニューヨークにある自由の女神が設立126周年にあたる28日、改修工事を経て1年ぶりに内部の一般公開が再開された。
今回の改修では、女神の足元付近にある展望デッキに初めて車椅子でも行けるようになった。新設されたエレベーターを使い、車椅子の利用者として初めてデッキに上がった男性は、「テレビでは見たことがあったけれど、実際に来てみると全然次元が違う」と感慨深げだった。
台座と展望台を行き来するための階段や非常用エレベーターも新設され、内部を見学できる観光客は年間約2万6000人増えると推定。改修工事は2013年初めに完了する見通しで、総工費は3000万ドルを見込む。
自由の女神は毎年約350万人の観光客が訪れる人気スポット。内部を見学するためには事前の予約が必要で、現時点で2012年末までの予約を受け付けている。
内部観光は2001年9月11日の同時多発テロの影響で同年から04年まで中止され、いったん再開された後、11年10月からは改修工事のために再び中止されていた。