刃物男に脅された少年3人に警官が銃口、人種が関係か 米カリフォルニア州
警官から事情を聴かれた目撃者の女性は、ヒスパニックの男性がナイフで少年たちを追い回していたと証言。これに対して警官は、その男性も拘束されているはずだと答えている。
別の警官は、「通報に食い違いがあるようだ。誰かがスケートボードで殴られたという通報もあった」と説明していた。
ブラウン弁護士によると、少年3人は30分ほどパトカーの中で拘束されていたが、警官が本人や目撃者から事情を聴いた後に解放された。保安官事務所も3人を解放したことを確認した。
少年たちをナイフで襲ったとされる男性は、パトカーのサイレンの音を聞いて現場から逃走したと思われる。ビラヌエバ保安官によると、このホームレスの男性はまだ見つかっていない。
12日の記者会見でビラヌエバ保安官は、事件の経緯について捜査していると説明し、少年たちにライフル銃を突きつけた警官は、捜査の結果が出るまで現場での職務から外したことを明らかにした。
ブラウン弁護士は、警官の対応に人種が関係していたかどうかが懸念されると述べ、捜査によって詳細が明らかになることを望むと話している。