酷暑の中でトランポリン強制、少女を脱水死させる 2人を殺人で訴追 米
(CNN) 米テキサス州オデッサの警察は16日までに、8歳の女の子を懲らしめる目的で酷暑の中でトランポリンをさせ、脱水死させたとして、男女2人を殺人容疑で訴追したことを明らかにした。
オデッサ警察によると、少女は8月29日に死亡したという。
警察によると、ダニエル・シュワルツ容疑者(44)とアシュリー・シュワルツ容疑者(34)は今月12日に逮捕・訴追され、地元の勾留施設に収容された。保釈金はそれぞれ50万ドル(約5270万円)に設定されている。
両容疑者に現時点で弁護士が付いているかどうかは不明。勾留施設からのコメントは得られていない。
警察の声明では、容疑者同士の関係や、両容疑者と少女の関係について明らかにしなかった。CNN提携局のKOSAは家族の話として、両容疑者は少女の後見人だと伝えた。
捜査の結果、両容疑者は少女に対して「長時間休まずに」トランポリン上で跳びはねるよう求め、食事や水分の摂取を認めていなかったことが判明した。
警察によると、トランポリンの温度は約43度、地上の温度は約65度に達していたという。
警察は今月8日に検視の最終報告書を受理。少女が脱水によって死亡したことが分かり、殺人事件として捜査していた。