トランプ氏一族企業の元財務責任者、禁錮5カ月の実刑

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トランプ・オーガニゼーション」の元CFO、アレン・ワイセルバーグ被告/Michael M. Santiago/Getty Images

トランプ・オーガニゼーション」の元CFO、アレン・ワイセルバーグ被告/Michael M. Santiago/Getty Images

ニューヨーク(CNN) 米ニューヨーク州の裁判所は10日、トランプ前大統領一族の中核企業「トランプ・オーガニゼーション」の元最高財務責任者(CFO)、アレン・ワイセルバーグ被告(75)に対し、10年に及んだ税金詐欺のスキームで担った役割に対する量刑として、禁錮5カ月の実刑を言い渡した。ワイセルバーグ被告は司法取引に応じ、会社側に対する証人として証言していた。

ワイセルバーグ被告はニューヨーク市ライカーズ島の刑務所に収監される。

被告は昨年8月、15件の重罪を認めた。司法取引の条件として、会社の裁判での証言、滞納税金やその金利、罰金計200万ドル(約2億6000万円)の支払い、控訴の断念が求められた。

被告は簿外の報酬にかかる税金の支払いを怠ったと認めた。その報酬額はマンハッタンの高級マンションや高級車リース、孫の授業料など年間20万ドルに達する年もあった。

フアン・マーチャン判事は言い渡しの際、司法取引がなければ「はるかに重い」刑になっていたと指摘した。刑期は5~15年に及んだ可能性がある。

被告の態度が良好な場合は刑期が3分の1短縮され、100日ほどで出所できる可能性もある。

マーチャン判事はまた、被告の妻に社会保障の年金受給資格を得させるため、6000ドルの給与の小切手を切った詐欺が最も重い罪だと指摘した。

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