中国偵察気球を回収する画像、米海軍が公開
(CNN) 米海軍は7日、中国の偵察気球とみられる物体の回収作業を収めた画像を公開した。
5日に撮影された写真には、米海軍の爆発物処理班が撃墜された気球の残骸をボートに引き揚げる姿が映っている。回収された残骸はバージニア州クアンティコの連邦捜査局(FBI)の研究所に移送され、分析に回される。
米北方軍と北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)の司令官を務めるグレン・バンハーク大将は6日、記者団に対し、気球が高さおよそ200フィート(約60メートル)で、積載重量は2000ポンド(約900キログラム)以上だったと語った。
Petty Officer 1st Class Tyler Thompson/US Navy
「50キログラム相当の大きな残骸が空から降ってくるのを想像してみてほしい。太陽光パネルのガラスの他、バッテリー駆動に必要な物質などの危険物や、気球を爆破する起爆装置が搭載されていた可能性もあった」(バンハーク氏)
バンハーク氏は、気球の早期発見により形勢が逆転し、米国が気球の情報を入手できたとも語った。