ガザ病院爆発、死者は100〜300人か 米情報機関
(CNN) パレスチナ自治区ガザ地区で発生した病院爆発による死者数について、米国の情報機関は100〜300人である可能性が高いとみている。CNNが入手した、機密扱いではない情報評価書で明らかになった。
評価書では、「病院の構造へのダメージは軽いものにとどまっており」、主要な建物には目立った損傷はなく、衝撃によるクレーターもないと指摘している。
「死傷者数についてはまだ評価中であり、数字は変わることもあり得るが、今回の爆発による死者数は依然として驚くべき人命の損失を示している」と評価書にはある。「米国は全ての市民の死を深刻に受け止めており、ガザ地区における人道危機を解決すべく懸命に取り組んでいる」とも書かれている。
米情報機関は病院爆発へのイスラエルの関与はないとする初期評価書を18日に公表したが、CNNが入手した評価書にはさらに詳細が盛り込まれている。
評価書によると、爆発がパレスチナの武装組織「イスラム聖戦」のロケット弾の失敗によるものかどうかを裏付ける作業が続けられている。
病院の損傷の程度については、「主要な建物の近くにある建物2棟の屋根に軽度の損傷が認められただけで、いずれも損壊していない」と書かれている。