ハンター・バイデン氏、無罪を主張 税金に絡む連邦訴追で
ロサンゼルス(CNN) バイデン米大統領の次男ハンター・バイデン氏は11日、カリフォルニア州での巨額の脱税に関連した連邦訴追で無罪を主張した。
ロサンゼルスの連邦地裁に罪状認否のため出廷した。当該の訴訟はデービッド・ワイス特別検察官が提訴した。
ハンター氏は現在、税逃れの計画に関連する九つの罪状で起訴されている。検察側によれば同氏は、この計画の下で数年間にわたり贅沢(ぜいたく)で時に淫(みだ)らなライフスタイルを楽しんでいたという。
ロサンゼルスの連邦地裁に罪状認否のため出廷したハンター・バイデン氏/CNN, Bill Robles
ハンター氏の弁護士は訴追について、政治的暗殺以外の何物でもないと主張している。
法廷でのハンター・バイデン氏=11日、米ロサンゼルスの裁判所/CNN, Bill Robles
共和党議員らは、ハンター氏と同氏によるウクライナ並びに中国の企業との商取引に照準を合わせる。その上で父親のバイデン氏本人もハンター氏の商取引から利益を得ていると告発しているが、現時点でこれらの主張は証明されていない。
連邦地裁の判事は、ハンター氏の公判の日付を6月20日に設定した。
司法省は以前、税絡みの裁判で有罪となった場合に、ハンター氏は最長で禁錮17年の刑を言い渡される可能性があると述べていた。