米ワシントン旅客機衝突事故 全67人の遺体を収容、残骸回収進めて原因究明へ
連邦航空局(FAA)事故調査室の室長を務めたスティーブ・ウォレス氏は、事故の原因は最終的には明らかになると確信していると述べた。
ウォレス氏はCNNの取材に対し、「レーダーのデータがあり、目撃者がいて、全ての機体の残骸がある。なくなったものはない」と述べた。
国家運輸安全委員会(NTSB)の分析によれば、アメリカン航空のフライトデータからは衝突の直前に機首が上がったことが示されている。
調査の重要な焦点としては、ヘリコプターが、ポトマック川東岸に沿ったルートを飛行する際に守るべき高度制限である200フィート(約60メートル)を超えていたかどうかだ。
旅客機の記録では衝突時の高度は約325フィートとなっている。だが、NTSBによれば、航空管制官はヘリコプターが200フィートを超えた兆候をとらえていなかった。
NTSBは、ヘリコプターの飛行記録や音声を収めた「ブラックボックス」も回収しており、データの収集を進めている。