米政権、5日にもカナダ・メキシコとの貿易協定発表か
(CNN) トランプ米政権がカナダとメキシコに対して発動した関税をめぐり、ラトニック米商務長官は、トランプ大統領が早ければ5日にも両国との貿易協定について発表する可能性があると明らかにした。米国は4日にカナダとメキシコに対する関税を発効したばかりだった。
ラトニック氏はFOXビジネスの取材に対し、関税を中止することはないものの、トランプ氏が状況の理解に努めているとし、5日にトランプ氏と会談すると明らかにした。そして、5日にも何らかの発表が行われる可能性があると指摘した。
米国は4日、メキシコからの輸入品に対して一律25%の関税を課したほか、カナダからの輸入品についても大部分に25%の関税を課した。カナダは即座に対応し、トルドー首相は300億カナダドル(約3兆円)相当の米国製品に25%の関税を即時に課すと発表。さらに21日以内に1250億カナダドル相当の米国製品にも関税を課すという。メキシコのシェインバウム大統領も、9日にも米国に対する報復関税を発表すると明らかにした。
ラトニック氏によれば、カナダとメキシコの代表と、3カ国による貿易について協議を行った。