トランプ米大統領が施政方針演説 就任後の成果強調

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米連邦議会上下両院の合同会議で施政方針演説を行うトランプ大統領/Andrew Harnik/Getty Images

米連邦議会上下両院の合同会議で施政方針演説を行うトランプ大統領/Andrew Harnik/Getty Images

(CNN) 米国のトランプ大統領は4日、連邦議会上下両院の合同会議で施政方針演説を行った。冒頭で「米国が帰ってきた」と宣言し、2期目の大統領就任からここまでの成果を強調した。

これまでのところトランプ氏は、行政権限の行使を再考し、世界における米国の役割を転換し、連邦政府の規模と領域の変更を進めている。

「我々が43日で成し遂げたことは、ほとんどの政権が4年もしくは8年かけて成し遂げたことよりも多い。しかも我々の仕事はまだ始まったばかりだ」(トランプ氏)

トランプ氏は気候変動対策の国際ルール「パリ協定」や世界保健機関(WHO)から米国を脱退させた自らの施策を称賛。「日々、私の政権は変化を実現するために戦っている。米国にふさわしい未来を手にするため必要だ」と述べた。

また新たに立ち上げた政府効率化省(DOGE)と同省を率いる起業家のイーロン・マスク氏に感謝を表明。インフレ対策を図る中で、税金の無駄を削減するDOGEの役割を強調した。

議場にいたマスク氏はここで立ち上がり、群衆からの歓声に応える。

複数の民主党議員はトランプ氏の演説中、政権への抗議の意思表示として「マスクが盗む」との文言が書かれた札を掲げた。トランプ氏の発言が「誤り、間違い」だと示唆する札もみられた。

これに対しトランプ氏は、「議会でこのような演説を行うのは5度目だが、目の前の民主党議員を見ていると改めて実感する。私が何をしようと彼らを喜ばせることは絶対にできない。彼らが立ち上がり、笑顔で喝采を送ることは絶対にない」と語った。

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