「女性が運転すると卵巣に損傷」、サウジ聖職者が発言
短文投稿サイトの「ツイッター」などのソーシャルメディアでもアルロヘイダン師の発言をからかう投稿が相次ぎ、10月26日の抗議運動への影響についても「悪影響が出るどころか、逆に盛り上げることになる」(同国のコラムニスト、アブダラ・アルアラミ氏)とみられている。
一方、保守層からは同師を支持する声も多数寄せられた。
女性の運転禁止は、サウジアラビアの道路交通法で規定されているわけではない。しかし宗教令の解釈を根拠に、女性の運転は実質的に認められていない。
10月26日の抗議運動を呼びけるウェブサイトは開設から約1週間で、禁止撤廃を呼びかける嘆願に1万2000を超す署名が集まった。
同サイトにサウジアラビア国内からアクセスできなくなったことに対し、活動家らは批判を強めているが、アルアラミ氏は「メッセージは伝わった。この戦いは遂行しなければならない。Uターンはできない」と訴えている。