ローマ法王、即位後初のクリスマス イブのミサで「愛と許し」のメッセージ
(CNN) ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王は24日、バチカンのサンピエトロ大聖堂でクリスマスイブのミサを執り行った。
今年3月に法王が即位してから初のクリスマスとなる。法王はミサに集まった信者らに神の「愛」と「許し」を説き、「神と同胞を愛する者は光の中を歩く」「同胞を憎む者は闇に包まれ、進む道が分からなくなってしまう」と述べて平和を呼び掛けた。
法王は即位以来、法王庁の財政管理や官僚組織の改革、聖職者による未成年者への性的虐待問題を扱う委員会の設置などを精力的に進めてきた。自身の誕生日の今月17日には、ホームレスの男性4人を朝食に招いて周囲を驚かせた。
21日から始まったクリスマス行事では、まず地元の病院を訪れ、入院中の子どもたちと3時間にわたって交流した。
法王の人気を反映して、イブのミサには記録的な数の参列希望者が殺到した。