国連安保理、中央アフリカでのPKO展開を承認

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国連はキリスト教とイスラム教の対立が大量虐殺に発展しかねかねないと懸念

国連はキリスト教とイスラム教の対立が大量虐殺に発展しかねかねないと懸念

(CNN) 国連安全保障理事会は10日、武力衝突が続く中央アフリカ共和国で国連平和維持活動(PKO)を展開する決議案を全会一致で採択した。

部隊は9月15日から活動を開始し、当初の規模は兵士1万人、警察1800人を予定。すでに現地ではアフリカ連合(AU)主導の部隊6500人、旧宗主国のフランス軍部隊2000人が活動しており、欧州連合(EU)がさらに最大1000人の部隊を送り込む計画だ。

中央アフリカでは昨年3月、「セレカ」と呼ばれるイスラム系主体の反政府武装勢力の連合体が当時のボジゼ大統領を追放。その後、キリスト系の自警組織「アンチバラカ」とセレカ系の武装集団との間で戦闘が続いている。

国連によればこれまでに戦闘に巻き込まれるなどして多数の死者が出ており、全人口の半分にあたる220万人が人道援助を必要としている状態だという。

また、65万人以上が家や故郷を追われて国内で難民化しており、近隣諸国に脱出した国民は30万人近くに達するという。

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