マレーシア機の「信号」は事故とは無関係 米海軍関係者

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不明機の捜索には26カ国が参加したが、残骸の発見などには至っていない

不明機の捜索には26カ国が参加したが、残骸の発見などには至っていない

(CNN) 3月から消息不明となっているマレーシア航空370便の捜索は、同機のブラックボックスからのものとみられる信号が確認されたインド洋南部に絞って行われてきた。だが米海軍高官は28日、この信号は370便とは関係なかったとの見方をCNNに対し明らかにした。

米海軍で海洋工学の副責任者を務めるマイケル・ディーン氏は、4回にわたって確認された信号は同機のブラックボックスでもボイスレコーダーでもなく、無関係の人工の発信源から発信されたものと思われると語った。捜索に関わっている各国当局もほぼ同じ見方をしているという。

もし370便からの信号であれば、ブラックボックスはすでに発見されているはずだとディーン氏は述べ、「現時点で最も可能性が高い仮説は、船舶もしくは、(ブラックボックスからの)信号を検知するための機器の電子部品内で生成されたよく似た音だったのではという見解だ」としている。

ただしディーン氏は、信号がブラックボックス由来である可能性を完全に否定することはができないとも述べた。

同じ28日、オーストラリア当局は4回の信号が検知された海域の第1期調査を終了した。最も北側の海域については、海が深すぎて十分な調査ができなかったとディーン氏は言う。

オーストラリアは第2期調査(2カ月間を予定)は民間企業に委託するとしている。

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