中国共産党、前最高指導部メンバーの周氏を調査
中国の政界に詳しい香港中文大学のウィリー・ラム教授は、周氏が起訴され、公の場で裁判にかけられるのは「ほぼ確実」との見方を示す。「これまで政務局常務委員の経験者が罪に問われることはあり得なかったが、習主席はそのタブーを破るほどの力を持っていることを示した。それが重要なところだ」と、同教授は指摘する。
ラム教授はまた、「この動きにだれもが震え上がっている。党幹部の行動にも大きな影響が及ぶだろう」としたうえで、「汚職が撲滅されることはだれも期待していない。チェックアンドバランス(抑制と均衡)機能のない中国の体制に、汚職は付き物だからだ」と語った。