香港占拠デモで衝突、負傷者 学生側、政府との対話を中断
その上で声明は、占拠地区の制圧を図る政府の意図が鮮明になったとし、住民に結集し全地区での抗議行動を呼び掛けた。最後まで闘い、屈服はしないとも宣言した。
一方、警察は学生側の主張を否定し、衝突回避に向け公正かつ中立的に行動したと強調。事態の悪化を防ぐためデモ参加者に散開するよう求めたが、学生側の指導者はこれに応じなかったと反論した。
住宅や店舗の密集地区となっている旺角で学生らは交通量が多い交差点の1カ所を占拠。目撃者によると、30代の男が最初にやってきてデモ参加者に悪態などを付き始めた。この後、複数の男が一度に現れ、「通行の邪魔だ。仕事や生活をしなければならない」などと主張。この後、デモ参加者のテントを壊し、学生らとつかみ合いなどに発展した。
別の目撃者によると、学生らを包囲した群衆は威嚇的な姿勢を示したという。