台風18号が日本直撃 米兵1人が死亡、2人不明
(CNN) 大型で強い台風18号は5日から6日朝にかけ、日本の南海上を進んだ。沖縄県の海岸では米兵のグループが高波にさらわれ、1人が死亡、2人が行方不明となった。
米軍嘉手納基地によると、米兵らは5日午後3時45分ごろに海岸から姿を消した。このうち1人は日本の海上保安庁が救助したが、搬送先の病院で死亡が確認された。同基地と海保が残る2人の行方を捜したものの、現場周辺は波が高く、捜索は難航した。
台風18号は5日午後、最大風速40メートル超の勢力を保ったまま北上して日本の南端へ接近。さらに北東に進路を変えて本州の太平洋岸に迫った。専門家らは、6日午前には静岡県浜松市付近に上陸し東京を直撃する恐れもあるとして、豪雨や暴風、高潮、山間部での土砂災害に厳重な警戒を呼び掛けた。
噴火から10日間が過ぎた御嶽山では、行方不明となっている登山者の捜索が台風の影響で中止された。火山灰が積もった場所で土石流が発生する危険性も指摘されている。