米軍、ソマリア空爆で過激派35人殺害と発表
(CNN) 米アフリカ軍は25日、ソマリア中部ヒラン州で24日に空爆を実施し、国際テロ組織アルカイダ系の過激派「シャバブ」の戦闘員35人を殺害したと発表した。
アフリカ軍の発表によると、シャバブに対する空爆は今年に入って22回目となり、少なくとも計180人の戦闘員が死亡した。
アフリカ軍の作戦を統括するオルソン少将は24日の空爆について、農村部を移動していた戦闘員らを狙い、シャバブの戦力結集を阻止したと述べた。
今回の空爆による民間人の死者は今のところ報告されていない。先週末はこれに先立ち、4回の空爆で戦闘員2人を殺害していた。
トランプ米政権は発足直後の2017年3月、米軍が自衛目的だけでなく、ソマリア政府を支援する目的でシャバブへの精密爆撃を行うことを承認した。米軍が同国で実施したシャバブ空爆は、16年の15件から17年には35件、昨年は47件に急増した。