シーア派宗教行事で将棋倒し、31人死亡 イラク
(CNN) イラク中部のカルバラで10日、イスラム教シーア派の宗教行事「アシュラ」に参加した信者らが将棋倒しになり、イラク保健省によると少なくとも31人が死亡、100人以上が負傷した。
アシュラはシーア派にとって1年で最も重要な行事とされ、周辺の道路は詰めかけた参加者で埋め尽くされていた。
治安当局者がCNNに語ったところによると、将棋倒しが起きた状況については警察が捜査を行っている。
現場には救急車が駆けつけて負傷者を搬送した。
アシュラは、預言者ムハンマドの孫に当たるイマーム(指導者)フセインの死を悼む行事。カルバラはバグダッドの約100キロ南部にあり、フセインは同地で680年に起きた戦いで死亡した。