パキスタン首相「強姦犯は化学的去勢を」 最近の事件受け
(CNN) パキスタンのカーン首相は同国東部ラホールで先週起きた強姦事件についてのインタビューで、強姦犯や小児性犯罪者には薬物を使った「化学的去勢」を義務付けるべきとの考えを示した。
カーン氏は14日、国内のニュース専門局とのインタビューで、強姦事件の容疑者に対する処罰を閣僚らと協議したことを明らかにし、「強姦や小児への性犯罪には公開の絞首刑を科すべきだと思う」「被害者が恐怖や恥の意識から通報しないケースも多い」と語った。
そのうえで、公開の絞首刑は国際社会に受け入れられず、欧州連合(EU)との通商関係に影響を及ぼす恐れがあると指摘。代替案として「化学的去勢または去勢手術」に言及した。
ラホールでは10日、女性が集団強姦の被害を届け出た。当局者らによると、女性は同日夜、車のガソリン切れで警察に助けを求めた。燃料を待つ間に2人組の男に強姦され、金品を奪われたという。
警察は2人組の一方を含む男3人を逮捕した。主犯とみられるもう一方の男は、今も逃走中とされる。