結党100年を迎える中国共産党、「赤い遺伝子」がかつてなく重要に

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
「赤い史跡」の一つ、延安で訪問客を出迎えるマスコット/CNN/Steven Jiang

「赤い史跡」の一つ、延安で訪問客を出迎えるマスコット/CNN/Steven Jiang

延安でも西柏坡でも、大勢の訪問者(革命服をまとっている人もいた)が共産党指導者のかつての自宅や過去の党大会会場、数々の展示室に押し寄せていた。

党員たちは儀式のような形で、「いかなる時でも全身全霊を党と人民のためにささげ、決して党を裏切らない覚悟だ」という入党の誓いを改めて表明。屋外では、歴史が共産党員を中国の統治者に選んだ理由について、児童が授業を受ける姿もあった。

「紅色旅遊(レッドツーリズム)」の人気拡大に伴い、多額のお金も動いている。延安市だけを取っても、2019年には7300万人以上の観光客が人口200万人あまりの同市を訪れた。

ただ、こうした「赤い史跡」では、党の内紛や上層部の粛清、結党初期にさかのぼる激しい政治運動といった厄介な問題に触れられることはほぼない。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「中国」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]