建設中の高層ビル崩壊、人々が生き埋めの恐れ ナイジェリア・ラゴス
崩壊の原因は調査中。現場入りした当局者は周囲の建物への被害がないか確認しているという。
救助隊の到着にはしばらく時間がかかった。崩壊から数時間後、現場には数百人が集まり、なすすべがない様子でコンクリートのがれきの山を調べていた。素手でがれきをかき分ける住民の姿も見られた。
市民の中には当局の対応の遅さに怒りを示す人もいた。通行人が救助を行い、3人の建設作業員をがれきから助け出したと語る男性もいた。
ラゴスはナイジェリア最大の都市で、人口は約2000万人。建物の崩壊はまれな事象ではなく、2019年にはビル2棟が崩壊して数十人が死亡した。専門家は当時、CNNに対し、ラゴスの建物1000棟以上に崩壊のリスクがあると述べていた。