「テロ行為やめて」「我々も裁かれる」 ロシア兵捕虜たちの声

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メリトポリのフェドロフ市長の拘束に抗議した市民ら=12日、ウクライナ・メリトポリ/Deputy Head for President's Office/Reuters

メリトポリのフェドロフ市長の拘束に抗議した市民ら=12日、ウクライナ・メリトポリ/Deputy Head for President's Office/Reuters

マキシムさんはさらに、部隊の仲間にはウクライナ在住の親族や友人がたくさんいると指摘し、だれもが侵攻に反対していると述べた。

突然の出撃命令を受けて、何を狙っているのかよく分からないまま、第2次世界大戦に使われたのと同じ旧式の爆弾を投下していたとも語った。

同じ場所で開かれた別の会見では、ウラジーミルという名の偵察兵が外国人記者団にこう語った。「わが国の最高司令官に、ウクライナでのテロ行為をやめろと言いたい。我々は帰還したらかれに立ち向かうつもりだ」

「ファシスト」を倒そうと乗り込んだ先で、市民から「帰れ」と言われたことを涙ながらに振り返り、「ここにはファシストなどいない」と話す兵士もいた。

ウクライナのメディアが公開した動画には、22歳の兵士が登場した。自分たちが平和維持ではなく戦闘のために送り込まれたこと、民間人の町にミサイルが撃ち込まれていることに気付いて投降したという。

マキシムさんはインタビューで、自分たちは今後どうなるのかと不安を漏らし、自分たちの犯した罪によって全員が「裁き」を受けるだろうと述べた。

別の会見でも、兵士の1人がこう訴えていた。「自分たちが犯した過ちを思うと胸が痛む。関係の修復には何年も、何十年、何世紀もかかるだろう」「私は地面に埋もれて、消えてしまいたい」

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