パキスタンが新たな省エネ策、市場や飲食店の閉店早める
イスラマバード/ニューデリー(CNN) 経済危機が続くパキスタンの政府は3日、新たな省エネ策として、市場や飲食店の閉店時間を早めるよう指示した。
与党のツイートによると、国内の市場はすべて午後8時半まで、飲食店は午後10時までに閉店させる。
これにより、620億パキスタン・ルピ―(約360億円)の節約か可能になるという。
シャリフ首相はさらに、連邦政府機関に30%の省エネを命じた。同国は深刻なエネルギー危機に直面し、輸入燃料に大きく依存している。
パキスタン中央銀行によると、同国の外貨準備高は昨年12月の時点で117億ドルと、年初から半減した。
国際通貨基金(IMF)との協議が遅れ、11億ドル規模の支援が滞っているという問題もある。
同国は昨年も労働日を削減するなどの省エネ策を実施していた。