イランの人権派医師、政治犯収容の刑務所から釈放 フランス系研究者も

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人権活動家ファルハド・メイサミ氏の写真を掲げる女性=4日、米首都ワシントン/Bryan Olin Dozier/NURPHO/AP

人権活動家ファルハド・メイサミ氏の写真を掲げる女性=4日、米首都ワシントン/Bryan Olin Dozier/NURPHO/AP

(CNN) イラン当局が政治犯らを収容している首都テヘランのエビン刑務所から、医師で人権活動家のファルハド・メイサミ氏が釈放された。SNSでは最近、同氏の衰弱した姿を捉えた写真が拡散していた。

イランの改革派メディアは、メイサミ氏が10日に釈放されたと伝えた。

同国の通信社、人権活動家通信(HRANA)によると、メイサミ氏は女性が髪を隠す布「ヒジャブ」の着用義務に抗議する運動を支持したとして、国家安全保障を損なう集会や共謀、反体制プロパガンダ(政治宣伝)の罪で2018年に収監されていた。

メイサミ氏をめぐっては先ごろ、頭をそってやせ細った姿の写真がSNSに流れて、当局への批判が高まった。これに先立ち、同氏の担当を名乗る弁護士は、本人の体重が52キロまで減り、別の刑務所への移送を拒否して殴られたと訴えていた。

同氏が書いたとされる書簡には、受刑者らの処刑に抗議して解放を求め、ヒジャブを義務付ける法律の廃止を訴えるためにハンスト中だと記されていた。

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