ヘンリー王子、戴冠式出席もバルコニーには姿見せず
ロンドン(CNN) 英王室を離脱したヘンリー王子は6日、ロンドンで執り行われた父チャールズ国王の戴冠(たいかん)式に出席したものの、同日午後にバッキンガム宮殿のバルコニーからあいさつした王室メンバーの中に姿はなかった。
ヘンリー王子が1月に出版した回顧録「スペア」で家族との確執などを明かしてから、王室行事に参加したのは初めて。
ただしバルコニーからのあいさつには招かれなかったとみられる。王室はヘンリー王子がバルコニーに登場するかどうかについて、事前のコメントを避けていた。
同じく公務から退いている国王の弟、アンドルー王子も姿を見せなかった。
ヘンリー王子は戴冠式におじのアンドルー王子とエドワード王子、アンドルー王子の娘のベアトリス王女、ユージェニー王女とともに入場。アンドルー王子と並んで3番目の列に着席した。両王子とも、式典で正式な役割は与えられなかった。
ヘンリー王子の妻メーガン妃は、長男アーチー君の4歳の誕生日を祝うため米国にとどまり、戴冠式を欠席した。
ヘンリー王子の式典出席は王室との関係修復の兆しとなるかどうかが注目されていたが、あわただしい「とんぼ返り」に終わったと指摘する声もある。