ウクライナの医療施設への攻撃967件、侵攻開始以降 WHO
(CNN) 世界保健機関(WHO)は28日までに、ウクライナ内にある医療関連施設への攻撃はロシアによる侵略が昨年2月25日に始まって以降、計967件に達するとの最新データを公表した。
今月26日時点での数字で、このうち施設が損傷などしたのは868件だった。犠牲者は少なくとも97人、負傷者は126人とした。
ウクライナ中部ドニプロペトロウスク州の州都ドニプロでは26日、医療施設などへの攻撃があり死傷者の発生が伝えられたが、WHOが今回発表したデータには含まれていない。
WHOが医療関連施設への攻撃の直近の事例として言及したのは今月7日、移動式のクリニックが巻き込まれたものだった。
WHOの報道担当者はCNNに寄せた声明で、医療関連施設への全ての暴力行為を非難。
「これらの攻撃は国際人道法と国際人権法の重大な違反行為であり、直ちにやめなければならない」と訴えた。