建設中の橋が崩落、作業員17人死亡 インド北東部
ニューデリー(CNN) インド北東部のミゾラム州サイランで23日、建設中の橋が崩落し、作業員少なくとも17人が死亡、数人が負傷した。
同州のゾラムタンガ首相が発表した。同氏がSNSのX(旧ツイッター)に投稿したビデオと写真には、地面に落ちたがれきと、周りに立ち上る砂ぼこりや煙がうつっている。
同国のモディ首相は訪問先の南アフリカからXを通し、遺族に約2500ドル(約36万円)、負傷者に600ドル(約9万円)を支給すると表明した。
ミゾラム州はバングラデシュ、ミャンマーとの国境に近い山岳地帯にあり、住民は未舗装の道路や単線の鉄道、橋に頼って生活してきた。
インフラ整備を急ぐ同国では最近、同様の事故が相次いでいる。昨年10月には西部グジャラート州で改修されたばかりのつり橋が落ち、135人が死亡した。
今年6月には東部ビハール州で建設中の橋が崩落。この現場では前年にも崩落が起きていたことから、工事の質が疑問視された。