国連のガザ人道復興調整官にオランダのカーフ副首相
(CNN) パレスチナ自治区ガザ地区をめぐる国連安全保障理事会決議で新設された上級人道復興調整官のポストに、オランダのカーフ副首相が任命された。
カーフ氏がX(旧ツイッター)に投稿した声明によると、同氏はグテーレス国連事務総長が26日に発表した任命を受けて副首相を辞任し、来月8日に就任する。
安保理決議は22日に採決にかけられ、米国とロシアが棄権したものの13カ国の賛成で採択された。ガザ地区への人道支援の拡大と、支援の促進と調整、監視、確認に当たる上級人道復興調整官の任命を求める内容。
決議ではまた、ガザ地区への物資運搬を加速させるため、国連に新たな仕組みを設けることも定められた。カーフ氏は国連プロジェクトサービス機関(UNOPS)の協力を得て、この仕組みを確立する。
カーフ氏はこれまでにオランダの外相や、同国の女性として初の財務相を務めた経歴を持つ。