ガザへの支援物資、「初の海上輸送」 NGO船がキプロスを出発
(CNN) パレスチナ自治区ガザ地区への人道支援物資を載せた船が、地中海の島国キプロスを出発した。
国際NPO「ワールド・セントラル・キッチン(WCK)」が12日に発表したところによると、ガザへの物資が海上輸送されるのは初めて。
スペインのNGO「オープン・アームズ」の難民救助船が同日朝、米や小麦、豆、肉の缶詰など200トン近い食料を積んだはしけを引いてガザに向かった。アラブ首長国連邦(UAE)とキプロスも協力している。
これに先立ち、欧州連合(EU)の欧州委員会と米国、UAE、英国が、ガザに支援物資を届ける「海上回廊」を設置すると発表していた。
ガザで積み荷を陸揚げするために、仮設の桟橋が用意される。場所などの詳細は公表されていない。
WCKは昨年10月以降、400人近い現地スタッフと協力して、ガザに3500万食分あまりの食料を届けてきたという。