ウクライナ北部ハルキウ州、激しい戦闘が進行中 軍発表
(CNN) ウクライナ軍によると、ロシア軍は15日、空と陸から攻勢を仕掛けた。ウクライナ北部ハルキウ州は「激しい戦闘」に見舞われているという。
ハルキウ市防衛部隊のセルヒ・メルニク指揮官は、「激しい戦闘が起きている」と説明。「今なお三つの交戦が進行中だ」と明らかにした。
「ボルチャンスクとルキアンツィ近郊の一部地域では、より効果的に部隊を活用して地域を攻勢から守るため、ウクライナの守備隊がより有利な陣地への移動を迫られた」としている。
ハルキウ州にある国境沿いの町、ボルチャンスクは1年半あまり前にロシアの占領から解放された。
ウクライナ軍は11回の攻撃を撃退し、「(ロシアの)シェベキノ方面からの」ロシアの進軍を食い止めている状況だという。
ハルキウ市では14日、ロシアの空爆により子ども4人を含む24人が負傷し、住居ビルが損傷した。死者も1人出た。
ロシア国防省は同日、ハルキウ州の集落を「解放した」と表明。3カ所でウクライナ軍の「人員と装備を撃退した」と明らかにしていた。