仏総選挙の決選投票 左派連合が勝利の見通し、右翼は3番手に

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フランスで行われた総選挙の決選投票で、左派の政党連合「新人民戦線(NFP)」が第1党になる見通しとなった/Emmanuel DunandAFP/Getty Images

フランスで行われた総選挙の決選投票で、左派の政党連合「新人民戦線(NFP)」が第1党になる見通しとなった/Emmanuel DunandAFP/Getty Images

(CNN) フランス総選挙(下院、定数577)の決選投票が7日に実施され、左派の政党連合「新人民戦線(NFP)」が第1党になると予測されている。

先月30日の第1回投票では右翼「国民連合(RN)」がトップに立っていた。決選投票では形勢が逆転し、NFPが予想を上回る躍進で、182議席を獲得する見通し。ただし過半数の289議席には届かないとみられる。

マクロン大統領率いる中道の与党連合は第1回投票で第3位にとどまっていたが、その後力強い回復を見せ、163議席で第2位に入る勢い。一方、RNは143議席で3番手となる可能性が高い。

RNが最大勢力になれば、フランスで戦後初の極右内閣が誕生する可能性もあったが、7日の投票ではこれを阻止しようとする有権者の強い意思が示された。

与党連合とNFPはRNにストップをかけるという共通の目標に向け、2日までに200以上の選挙区で候補者を一本化していた。

開票結果の見通しが発表されると、パリの街角では歓声が上がった。NFPの急進左派「不屈のフランス」を率いるメランション氏は支持者らの前で、「国民の圧倒的多数が大きく安堵(あんど)した」「わが国民は最悪のシナリオを明確に拒否した」と語った。

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