国連ヘリや米大使館の車両に銃撃、職員20人退避へ ハイチ

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道路を封鎖するトラック=20日、ハイチ首都ポルトープランス


/Ralph Tedy Erol/Reuters

道路を封鎖するトラック=20日、ハイチ首都ポルトープランス /Ralph Tedy Erol/Reuters

(CNN) ハイチの首都ポルトープランスで国連のヘリコプターに対する銃撃や、米大使館の車を狙ったと思われるギャング集団の銃撃が相次いでいる。

治安関係者が22日にCNNに語ったところによると、在ハイチ米大使館の走行車両2台が犯罪集団「400マオゾ」「チェン・メカン」に銃撃された。負傷者は報告されていないものの、米大使館の車両が意図的に狙われたとみられる。

別の関係者は24日、米大使館の周辺でギャング集団の活動が活発化していることから、最大20人の外交職員をポルトープランスから退避させることにしたとCNNに語った。「非緊急」職員を数日中に退避させるとしている。

24日には国連世界食糧計画(WFP)が使用する人道支援ヘリコプターがポルトープランス上空を飛行中に激しい銃撃に遭い、WFPは25日に予定していた飛行を中止した。

CNNが入手した写真では、ヘリコプターの胴体やローターシステムと思われる部分に少なくとも8カ所の弾痕が写っていた。機体にははっきりと国連のマークが付いていて、銃撃された当時は18人が搭乗していた。

WFP広報によると、負傷者はなく、ヘリコプターは無事に着陸できた。銃撃の経緯については今も調査を続けている。

ハイチではギャングの襲撃や道路の封鎖の危険があるため陸路は使用できず、人道支援のためには空輸が欠かせない状況にある。

WFPのヘリコプターは7月にも、ポルトープランスの空港で駐機中に流れ弾と思われる銃弾に当たっていた。

24日のヘリ銃撃を受け、米国の航空各社は再びポルトープランスでの運航を中止するだろうと関係者は話している。

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