サッカーW杯、2034年はサウジで開催 人権団体から懸念の声も
W杯開催地の選定に向け、FIFAが最近発表した評価報告書では、サウジでの人権上のリスクが「中程度」と判定されていた。
だがサウジ出身の人権活動家、リナ・ハズルール氏はこの判定に疑問を呈し、「どの国にも人権侵害はあるが、サウジは一線を越えている」と主張した。
HRWはFIFAに対し、外国人労働者や女性の権利、報道の自由などの人権問題が解決するまで、サウジ開催の決定を延期するべきだと呼び掛けた。
国際人権団体「アムネスティ・インターナショナル」もFIFAに、サウジが大規模な人権改革を発表しない限り、開催決定の手続きを停止するよう求めていた。