「息子の遺灰をまいて」 母の願いに世界中から協力者
先月11日に開設したフェイスブックの専用ページには、すでに4000件以上の「いいね」が寄せられている。このページにグランドキャニオンやカリブ海、オーストラリア、モロッコなど、遺灰がまかれた場所の写真やビデオが並ぶ。
「最初の2週間はずっと泣いていた」と、ホーリーさんは振り返る。「私となんの縁もない人々からの言葉に、ただ感激するばかりだった」という。
ホーリーさんは遺灰とともに、シージェイさんがファンだった大リーグのチーム、ボストン・レッドソックスのTシャツ姿で写った小さな写真を送る。同チームの本拠地、フェンウェー・パークにも遺灰をまいてもらった。
協力者には、シージェイさんに思いをはせてほしい、父と母は彼を愛していること、母が謝っていることを伝えてほしい、というメッセージも添える。協力者の多くは、わが子の自殺など、子どもに先立たれた経験を持つ親たちだという。