「息子の遺灰をまいて」 母の願いに世界中から協力者
シージェイさんは当時、空軍から名誉除隊の資格を得て帰宅したばかりだった。特殊部隊に入れなかったことで落胆してはいたが、ひどく落ち込んだ様子ではなかったという。
ホーリーさんと口論になって家を飛び出し、直後に車の中で頭を撃った。「最後にひどいことを言ってしまった」と、ホーリーさんは悔やみ続ける。
遺灰を入れた小さな袋を、これまでに150個以上送り出した。さらに300人もの人が協力を申し出ている。
「一番怖いのは、シージェイが忘れ去られてしまうことだった。だれかがコメントを書き込んだり遺灰をまいたりするたび、その人たちはシージェイに思いを寄せてくれる。それが大きな力になる」と、ホーリーさんは話している。