アルカイダは米軍より正直者? 無人機攻撃続くイエメン

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パキスタン、イエメンとも民間人の犠牲者は減っているが、まだ改善すべき点はある

パキスタン、イエメンとも民間人の犠牲者は減っているが、まだ改善すべき点はある

パキスタンで過去7カ月に実施された無人機攻撃は14回で、15日に1度の頻度になった。これと比較して5月のオバマ演説までの1年間は、8日に1度の頻度で攻撃が行われていた。無人機攻撃の統計をまとめている団体によると、5月の演説以降、パキスタンで民間人が死亡したという信頼できる情報はないという。

イエメンでも演説以降、攻撃回数はわずかに減っている。5月23日以降の攻撃は16回あり、頻度は13日ごととなっている。それまでの1年間はほぼ10日1度、攻撃が行われていた。

パキスタン、イエメンとも民間人の犠牲者は着実に減っているものの、12月12日にイエメンで民間人が死傷したことは、まだ改善の余地があることを見せつけた。

事態改善のための方策として、例えばCIAや国防総省から独立した立場の専門家委員会を組織して無人機による攻撃を検証し、犠牲者が本当に武装勢力のメンバーだったのかどうかを確認すれば、CIAの要員や無人機の操縦者も、過ちを避けるためにもっと注意深くなるだろう。

本記事は、無人機攻撃の統計をまとめるなど国防や教育などでさまざまな分野で提言を行う米非営利組織(NPO)ニュー・アメリカ・ファウンデーションの代表、ピーター・バーゲン氏によるものです。記事における意見や見解はすべてバーゲン氏個人のものです。

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