F22デモ飛行チームで初、アフリカ系パイロットが見据えるもの
ロペスさんは、自身の使命のひとつに普及活動を挙げ、「この仕事の最も重要な部分だ」と強調する。空軍は常に才能ある若者を探しており、航空ショーには空の世界に興味を持つ人々が集まってくる。
「多くの場合、若者は航空機を操縦したくても飛行訓練を積む資金がない」「周知が進んでより多くのチャンスが手に入るようになれば、空を飛ぶ人も増えるはずだ」
目標と夢
ロペスさんの子ども時代、父親は海軍に所属していた。両親は息子の空の世界への情熱に気付き、それを育んだ。次第に航空ショーに連れて行くようになり、航空宇宙関連の本も買い与えた。
ロペスさんは間もなく大学に目標を定めるように。ノースカロライナA&T州立大学で学位を取るとともに、空軍の予備役将校訓練課程にも参加した。
「周囲には自分の目標や夢を伝えていた。周りの助けもあり、パイロット養成コースの選抜に向けて正しい道を歩むことができた」とロペスさん。「懸命に頑張った結果、今では夢が現実になっている」と話す。