アフガンで拘束の米国人2人解放 バイデン氏の退任直前に交渉成立

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2022年にアフガニスタンで拘束された米国人のライアン・コーベットさんが妻と写った写真/Courtesy Anna Corbett

2022年にアフガニスタンで拘束された米国人のライアン・コーベットさんが妻と写った写真/Courtesy Anna Corbett

(CNN) アフガニスタンで拘束されていた米国人2人が21日未明に解放され、帰国の途に就いた。バイデン前米大統領の退任直前に、アフガンのイスラム主義勢力タリバン暫定政権との間で、タリバンのメンバー1人と交換する合意が成立していた。

交渉は1年以上前から続いていた。2人の解放は双方の悪天候などで予定より遅れ、トランプ米大統領の就任後に実現した。

交換されたタリバンのメンバーは、米国が2008年に麻薬テロで有罪を言い渡し、収監していた人物。身柄は事前に、交渉を仲介したカタールの首都ドーハまで移送されていた。

事情に詳しい関係者らによると、カタールは数回にわたって米国とタリバンの交渉を主催し、米国人2人のアフガン脱出を支援するなどして仲介役を務めた。

タリバンとの合意は、バイデン前政権のサリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)からトランプ政権のウォルツ大統領補佐官(同)に引き継がれた。

バイデン前政権当局者は、新政権側が合意を「承知し、反対はしていない」と述べた。

一方、新政権の高官は「我々ならしなかった取引ではあるが、米国人2人の帰還はどんな場合でも喜ばしい」と話している。

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