シリアの化学兵器、申告漏れの疑い 米機密情報

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
シリア各地で調査が行われた

シリア各地で調査が行われた

米国家安全保障会議(NSC)の報道官は5日の声明で、シリアによる申告が完全で正確なものかどうか、検討と評価を続けると表明。一方で、申告内容はOPCWの規定により機密扱いとされているため、詳細についてはコメントできないと話した。

新情報がどのように収集されたのかは不明。これまでシリア政権に関する情報の多くは衛星画像や通信傍受、現地の工作員などから得られてきた。

これとは別に、米誌フォーリン・ポリシーは先週、シリア外相が化学兵器工場のうち数十カ所を破壊せず、民生利用のために残したいとの意向を示したと伝えた。

OPCWは、シリアが申告した化学兵器を国外へ運び出して処理する方向で計画策定を進めているが、この場合運搬中の安全確保が課題となる。米政府は、新たに開発された処理装置の提供を検討している。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「アラブの春」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]