長期化する不明機捜索、豪州とマレーシアが新指針を策定
キャンベラ(CNN) 消息不明となっているマレーシア航空370便の捜索活動を巡り、オーストラリアとマレーシアの両政府が新たな指針の策定を進めていることが23日までに分かった。
この指針は、長期化する捜索をオーストラリアが引き続き主導し、機体の残骸(ざんがい)が発見された場合など、さまざまなシナリオに対応していくための枠組みとなる。マレーシア政府が提示した草案を、オーストラリア政府が検討している。
オーストラリア運輸安全局(ATSB)のドーラン主席検査官によると、草案では残骸が見つかった際の保管場所や扱い方、遺体の収容、捜索手段の選定などに関する事項が詳細に定められている。
今後1週間のうちに合意することを目指すとされるが、合意した指針の内容は機密事項として扱われる見通しだ。