これに対して朝鮮中央通信は北朝鮮赤十字の広報の話として、北朝鮮の従業員が白昼堂々、集団拉致されたと非難していた。
平壌でCNNの取材に応じた7人は、寧波市の同じレストランで働いていた従業員で、公の場で発言するのは今回が初めて。7人の話では、飲食店の経営者が他の12人のウエートレスをだまし、目的地を偽って中国から出国させたという。
筆頭ウエートレスのチョー・ヘヨンさんは「3月半ばに経営者が私たちを集め、飲食店が東南アジアの別の場所に移転することになったと告げた」と話す。
しかし経営者はその前に、本当は脱北して韓国へ行く予定だと、チョーさんだけに打ち明けていたという。
時間が迫っていたため、わずか数人のウエートレスにしかそのことを告げられなかったとチョーさんは語り、「その時には既に車が私たちを待っていた」と泣き崩れた。