米軍のソマリア空爆で「民間人14人死亡」 アムネスティ報告書

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アムネスティが米軍によるソマリアでの空爆で民間人が死傷したする報告書を発表した

アムネスティが米軍によるソマリアでの空爆で民間人が死傷したする報告書を発表した

(CNN) 国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは19日、米軍が2017年から18年にかけて東アフリカのソマリアで行った空爆で、民間人が死傷したする報告書を発表した。米軍はこの内容を否定している。

アムネスティの報告書によると、アルカイダ系の過激派「シャバブ」の拠点がある地域で実施された5回の空爆で、民間人14人が死亡、8人が負傷したとされる。

これに対して米アフリカ軍は、市民の安全を守ることに力を入れていると述べ、報告書の内容を調べたが、民間人の死傷を裏付ける根拠は見つからなかったと反論した。

報告書で指摘された4カ所の空爆については認めたものの、標的は国際テロ組織 「シャバブ」の関係者だったとしている。

アムネスティも米軍も、治安情勢を理由に、現地での調査は行っていない。

アムネスティの報告書では、民間人を死傷させた米軍の空爆が国際人道法に抵触し、戦争犯罪に当たる可能性もあると述べ、シャバブ戦闘員の近くにいた民間人が死亡したケースもあるとしている。

米国のトランプ大統領が2017年3月にシャバブを標的とする精密照準攻撃を承認して以来、米軍がソマリアで行う空爆の回数は急増している。それまで米軍が空爆を実施できるのは、地上のアドバイザーを防衛する場合に限られていた。

アフリカ軍によれば、2019年はこれまでに28回の空爆を実施し、シャバブの戦闘員少なくとも252人を殺害した。民間人の死傷者はいなかったとしている。

直近では19日に行った空爆で「テロリスト」3人を殺害したと説明。この空爆で民間人が死傷したとの報告については認識していると述べ、「どんな情報であれ検証する」としている。

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