イスラエルの人質、ハマス監禁下で「虐待」 家族証言
ミハイルさんの兄弟は、「ハマスは(身体的な)痕跡を残さないようにしていた。それでも彼は何らかの方法で罰せられた。ささいなことでもとても頻繁に罰せられた」と話す。
ヘブライ語で話さないように命じられ、ささやき声で、かつ英語で話すことも要求されたという。
10月7日の攻撃により人質になった116人は今もガザに残る。そのうち41人は死亡したとみられている。
ミハイルさんは交渉やさらなる軍事行動など、どのような手段を使ってでも残りの人質の解放を実現することに賛成だと語った。
「ほぼ毎日、ひどい虐待」
救出された人質4人の治療を担当した医師によると、人質らはハマスに監禁されていた8カ月間、ほぼ毎日、肉体的、精神的に虐待されていた。
監禁によって「健康に大きな影響が残り」、全員が栄養失調だという。食料や水の提供は不安定だった。
医師は、精神的ストレスや栄養失調、適切な食事を摂取できず、医療を受けられないことに加え、限られた空間で太陽を見ることができないといったすべてのことが重なって健康に重大な影響が出ていると語った。