イラン精鋭「コッズ部隊」の司令官、2週間ぶりに姿現す
(CNN) 2週間前から行方不明と報じられていたイラン革命防衛隊の精鋭、コッズ部隊のガアニ司令官が15日、国営メディアに登場した。
ガアニ氏が映っていたのは、国営テレビIRINNが同日午前、レバノンで死亡した革命防衛隊幹部の葬儀に先立ち、遺体がイランの首都テヘランの空港に到着したことを伝えた実況報道。
同氏はほかの当局者らと並んで式典に出席していた。
この幹部は先月、レバノンの首都ベイルートで、イスラエル軍のドローン(無人機)攻撃により死亡した。この攻撃ではレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの最高指導者、ナスララ師も殺害された。
ガアニ氏は今月初めから公の場に姿を見せていなかったため、同様に殺害されたとのうわさも流れた。しかしイラン当局者らと国営メディアは、死亡説を繰り返し否定していた。
同氏は2020年に、コッズ部隊のソレイマニ前司令官が米軍のドローン攻撃で殺害された後を引き継いだ。米英など西側諸国の制裁対象になっている。