ホロコーストの追悼施設近くで刃物による襲撃、容疑者逮捕 独ベルリン

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ホロコースト追悼施設近くの事件現場を封鎖する独ベルリンの警察/Odd Andersen/AFP/Getty Images

ホロコースト追悼施設近くの事件現場を封鎖する独ベルリンの警察/Odd Andersen/AFP/Getty Images

(CNN) 独ベルリンで21日夜、男性1人が刺されて重傷を負い、地元警察は容疑者1人を逮捕した。現場は市中心部にあるホロコースト(ユダヤ人大虐殺)の追悼施設の近く。

警察はまだ容疑者及び犯行の動機の詳細を明らかにしていない。ドイツは重要な総選挙を2日後に控えている。

選挙は中道右派の「キリスト教民主同盟(CDU)」がトップに立つ公算が大きいが、極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が第2党に躍進する可能性もある。極右の政党がその地位に就けばナチス時代以来となる。

事件の容疑者について、当局は目撃者の証言から単独犯とみている。

AP通信によれば、被害者は30歳のスペイン人観光客。襲撃が起きたのは午後6時だという。

現場近くにある「虐殺されたヨーロッパのユダヤ人のための記念碑」は、ベルリンで最も神聖な施設の一つと目されている。同施設では第2次世界大戦中ナチスドイツに殺害された600万人のユダヤ人が追悼されている。

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