停戦合意に基づく捕虜交換始まる ウクライナ情勢
キエフ(CNN) ウクライナ政府と親ロシア派武装勢力は8日までに、停戦合意に基づく捕虜交換を開始した。ポロシェンコ大統領は同日、政府側の20人が解放されたと発表した。
ウクライナの対テロ当局によると、解放されたのはウクライナ軍の兵士。政府側は兵士らと引き換えに「テロリスト」1人を釈放したという。
ポロシェンコ大統領はこの日、東部ドネツク州南部のマリウポリを訪問し、投降を拒否していた軍兵士33人が紛争地域から脱出したとも述べた。
またウクライナ国家安全保障会議(NSDC)の報道官は、兵士100人以上の所在が判明し、帰還に向けた努力が進んでいると述べた。捕虜となった兵士らの正確な合計人数は不明としている。
一方、ロシアの国営タス通信によると、親ロシア派が宣言した「ドネツク人民共和国」の副首相を名乗るプルギン氏は、双方が出発点として「30人対30人」の捕虜交換を実行することで合意したと述べた。