女王の弔問に並ぶ英国民の思い 最大14.5キロ、12時間待ちも覚悟
弔問者はそれぞれ行列の中で自分がどの位置にいるかを示すリストバンドを手渡され、ルート沿いに点在する検問所でチェックを受ける。万が一割り込もうとする人がいた場合に備え、何百人もの警官や係員が待機して秩序を守っている。
行列をできるだけ効率良くするために、英政府は現在の行列の長さと終着点を表示するライブトラッカーを用意。「何時間もの間、恐らくは徹夜で立ち続ける必要があり、行列が動き続けるので座る機会はほとんどない」と公式ガイドで通告した。
英政府が提供するThe Queueの公式マップ/UK Government
CNNの取材に応じたセシリア・ティレルさん(26)は「食べるものをたくさん持ってきた。傘も持ってくるつもりだったけれど忘れてしまった。12時間待ちは覚悟している。ニュースでそう言っていたから」と話し、「私には時間があるし、こんな機会はめったにない。ただ、ありがとうと言いたかった」と語った。
15日午後までには行列は7キロにまで伸び、ウェストミンスター宮殿からタワーブリッジの先まで続いた。